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【原子力】

中国広核集団がBRICS市場の開拓に前向き (17/09/07)
2017/9/7
中国【原子力】

 アモイで開催されていた第9回BRICSサミットが9月5日、閉幕した。中国最大、世界第5位の原子力発電企業である中国広核集団はBRICS市場の開拓を積極的に進めると表明し、原子力発電、ウラン資源開発、非動力核技術等の分野でも進展を遂げているとした。

 中国広核集団はすでに、インド、ブラジル、米国、タイ、韓国、パキスタンの7ヵ国に参入している。

 中国広核集団とBRICS諸国との協力はすでに久しく、1998年には南アフリカのESKOMと大亜湾原子力発電所とKOEBERG原子力発電所の姉妹発電所協定に調印し、人員の訓練と交流や技術協力の面で密接な関係を築いた。2010年11月には協定を更新して、協力関係を深め、協力範囲を拡大した。

 また、中国広核集団は、南アフリカ企業とのウラン鉱をめぐる協力でも成果を上げている。中国広核集団は2012年に世界第3位のナムビアHusabウラン鉱山に着工したが、同鉱山の設計は中広核工程公司と南アフリカの鉱山建設設計企業が共同で請け負った。2016年末にはHusabウラン鉱山はウラン産出を開始し、目下全面稼動に向けて順調に進展している。

 (中国能源網 9月7日)