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【エネルギー全般・政治経済】

中国 第1四半期の原炭と天然ガス輸入が大幅増 (18/04/18)
2018/4/18
中国【エネルギー全般・政治経済】

 中国国家統計局が4月17日に発表したエネルギー統計によると、第1四半期における中国の原炭輸入量は3ヵ月連続で2ケタ台の増加を維持した。また、第1四半期の天然ガス輸入量は前年同期比37.3%も増加した。

 国家統計局の説明によると、第1四半期の中国の一定規模以上の企業による原炭と天然ガスの生産量は安定的に増加した。また、原油生産量の減少幅は縮小し、原油精製量は大幅に増加した。電力生産は比較的急速に増加した。

 第1四半期の中国の原炭生産量は8.0億トン、前年同期比3.9%増加した。同期の原炭輸入量は著しい増加を示した。第1四半期の原炭輸入量は合計7,541万トン、前年同期比16.6%増になり、3月の輸入量は2,670万トン、20.9%増になって、3ヵ月連続で2ケタ台の増加が続いた。

 第1四半期の中国の原油生産量は4,633万トン、前年同期比2.0%減になったが、減少幅は昨年同期に比べ4.8ポイント縮小した。原油輸入量の伸び率は若干下がった。第1四半期の原油輸入量は1億1,207万トン、前年同期比7.0%の増加になった。

 天然ガスについては、第1四半期の生産量は396.7億m3、前年同期比3.3%増になり、伸び率は昨年同期に比べ0.1ポイント下がった。天然ガス輸入量は急増傾向を示した。第1四半期の天然ガス輸入量は2,062万トン、前年同期比37.3%増になった。

 第1四半期の中国の発電電力量は1.6兆kWh、前年同期比8.0%増と高い伸び率を示し、前年同期の伸び率を1.3ポイント上回った。

 発電構造には若干の変化があった。第1四半期の総発電電力量の中で、水力発電、原子力発電、風力発電、ソーラー発電の占める割合は22.9%になり、昨年同期を0.8ポイント上回った。中でも風力発電の伸び率は33.8%、ソーラー発電は33.5%になり、力強い増加の勢いを示した。

 (中国新聞網 4月18日)