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【石油・天然ガス】

シノペックが青島−南京ガスパイプラインに着工 (19/06/20)
2019/6/20
中国【石油・天然ガス】

 6月14日、中国石化青寧(青島−南京)ガスパイプラインが着工された。この事業によってシノペックの華北パイプライン網と「川気東送」パイプライン網の相互接続と融通が実現する。中国中東部地区における天然ガス資源の敏活な調整配置と市場への供給能力は大幅に向上することになる。

 青寧パイプラインは全長531キロ、設計上の年間ガス輸送量72億m3、北はシノペック青島LNGターミナルを起点に南は「川気東送」パイプライン南京ターミナルガスステーションまで。山三東と江蘇の2つの省の7つの地区級市と15の県・区を経由する。国が設けた2019年天然ガスインフラ相互連携融通重点プロジェクトになる。2020年10月末に全線開通する見通し。

 青寧パイプラインの建設によって、シノペックの「川気東送」パイプライン、山東省と江蘇省のパイプライン網、青島と天津のLNGターミナル、金壇・文96・文23ガス貯蔵庫など主要貯蔵輸送施設の相互連携と融通を実現し、中国東部沿海の天然ガス大ルートを形成することになる。華北と華東の2つの地区で天然ガス資源の機敏な調整配置と緊急相互保障を有効に展開することが可能になり、中国東部沿海の経済先進地区のエネルギーセキュリティ水準を高める。

 (中国石化新聞網 6月20日)