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【新エネルギー】

中国の電気自動車充電インフラネットワークは今や世界最大 (19/07/26)
2019/7/26
中国【新エネルギー】

 国家能源局発展規画司の李福龍司長は7月25日、北京で次のように表明した。2019年6月末時点で中国には累計100.2万本の充電パイルが設置されており、中国は今や世界最大規模の電気自動車充電インフラネットワークが完成している。

 電気自動車の発展は、「電力への転換」というエネルギー戦略の推進が背景にある。李福龍司長によると、電化水準は現代化の象徴の1つであり、近年、中国の末端エネルギー消費の中で電力の比重が絶えず上昇している。2019年上半期には全国で累計約980億kWhの電力転換が実現し、全電力消費量の2.9%を占めた。

 また、中国の電源構造の最適化も続いており、非化石エネルギー発電の比重が持続的に上昇している。

 李福龍司長によると、6月末時点で中国の6000kW以上の発電設備の中で非化石エネルギー設備のシェアは37.2%に達し、前年同期に比べ1.2ポイント上昇した。発電電力量に占める非化石エネルギーのシェアは27.3%であり、前年同期に比べ2.1ポイント上昇した。

 非化石エネルギー発電については、2019年上半期には海陽原子力発電所2号機が稼動し、山東省栄成、福建省漳州及び広東省太平嶺原子力発電所の着工が承認された。また、第1期風力発電・太陽光発電グリッドパリティ事業が公示された。2019年上半期の全国の風力発電の電力廃棄率は前年同期より4ポイント下がって4.7%になり、太陽光発電の電力廃棄率は1.2ポイント下がって2.4%になった。

 (中国経済網 7月26日)