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【エネルギー全般・政治経済】

人民元の1ドル7元台への下落はエネルギー輸入に影響するのか 影響あるが大きくはないと専門家 (19/08/05)
2019/8/5
中国【エネルギー全般・政治経済】

 8月5日、人民元の対ドル為替レートは下落し、1ドル=7元を突破した。このことは中国のエネルギー輸入にどのような影響を及ぼすのだろうか。

 アモイ大学中国能源政策研究院の林伯強院長は、エネルギー輸入に対して全体的に一定のマイナス影響があるが、大きくはないとの見方を示す。

 光大証券のアナリスト呉裕也氏は、(人民元下落)はエネルギー輸入にとって良い消息ではないが、為替レートには余り大きな変動はなく、中国のエネルギー輸入に極めて大きな影響を及ぼすことはないものの、川下のコストは若干上昇するとの見方を示した。

 ここ数年、中国のエネルギー輸入は比較的高い増加を示し、こうした傾向は今年までに続いている。

 7月12日の国務院新聞弁公室のプレス発表会では、税関総署報道官兼統計分析司長の李魁文氏は、上半期の中国の原油、石炭などコモディティの輸入量は増加したが、鉄鉱砂や大豆の輸入量は減少したと表明していた。

 上半期の中国の原油輸入は2.45億トン、8.8%の増加になり、石炭輸入は1.54億トン、5.8%の増加となった。天然ガスは4,692万トン、11.6%増。特に天然ガス輸入需要は著しく上昇している。

 (第一財経 8月5日)