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【石油・天然ガス】

中露間に陸上LPG貿易ルートが開通 (19/09/03)
2019/9/3
中国【石油・天然ガス】

 8月28日と29日、イルクーツク油田から合計1,150トンのLPGを満載したロシアの列車が満洲里口岸(通商口)から中国に入り、満洲里市産業パークにある遠東気体公司のLPG積み替え基地に到着した。中露間の陸上LPG貿易ルートが正式に開通したことになる。

 崑崙能源有限公司系の満洲里崑崙燃気有限公司は2017年12月、ロシア産LPGのトラック輸送を試験的に開始していたが、今回、中露間の鉄道のゲージ、車種や管理制度の違いなど危険物輸送の難題を解決し、中露間のLPG鉄道連絡輸送を実現した。

 ロシア産LPGは満洲里基地で積み替えを行った後、鉄道と自動車道路の2つの輸送方式により、化学企業や一般企業に送られ、原料や燃料として利用される。2020年の春節までにはロシア産LPGの輸入量は10万トンになり、LPG積み替え基地第1期の年間取扱能力は100万トン以上になる。周辺地区及び広く東北地区のLPGの需要を賄うことになる。

 (中国石油新聞中心 9月3日)