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【原子力】

台山原子力発電所2号機が商業運転開始 (19/09/09)
2019/9/9
中国【原子力】

 9月7日、広東省台山原子力発電所2号機が168時間の実証運転を完了して、商業運転の条件を整えた。同原子力発電所1号機に次ぎ世界で2番目に商業運転に入った欧州加圧水型炉(EPR)第三世代原子力発電設備になる。

 台山原子力発電所第1期は中国国内における中仏間最大のエネルギー共同事業である。中国広核集団、フランス電力並びに広東省能源集団が共同で出資する台山核電合営有限公司が建設と運営に当たっている。台山原子力発電所1号機と2号機の完成により、石炭消費を年間約803万トン減らし、温室効果ガスを2,109万トン以上削減する。これは5,850ヘクタールの植林に相当する。

 台山原子力発電所第1期事業では第三世代EPR技術を採用し、175万kWの原子力発電設備を2基建設する。この技術は過去40年間に世界で蓄積された加圧水型炉の運転ノウハウと技術進歩を吸収し、安全性のさらなる向上を実現している。

 (人民網 9月9日)