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「浩吉鉄路」が「近日中に全線開通する」ことが発表された。
「浩吉鉄路」はもともと「蒙華鉄路」と呼ばれていた。総延長1,813.5キロに上る「北煤南運」の新たな戦略ルートである。輸送能力は来年6,000万トンであるが、将来的には2億トンになる。
今日智庫によると、「浩吉鉄路」の稼動は中国国内の石炭市場に明確で際立った影響を及ぼす。石炭のから長江に入る石炭の水運には1ヵ月余りかかるが、「浩吉鉄路」を利用すると早ければ1日で到着する。華中地区の石炭の逼迫状況を緩和して、地区の経済建設を大いに促進する。
「浩吉鉄路」は内蒙古自治区オルドスの浩勒報吉南駅を起点に、陝西、山西、河南、湖北、湖南を経由して終点の江西省吉安駅まで。時速120キロ、沿線には合計77駅ある。陝西、内蒙古西部及び山西の石炭は「浩吉鉄路」によって湖北、湖南、江西に運ばれる。輸送力は湖北50%、湖南30%、江西20%の割合で分配される。
基本的な試算では、「浩吉鉄路」によって輸送される石炭は海から長江に入る水運に対して相当大きな価格優位を備えることになる。陝西及び内蒙古西部から湖北への輸送費は約80〜150元/トン引き下げることが可能になり、湖南への輸送費は約75〜100元/トン、江西へは約16〜45元/トン引き下げられる。
今日智庫の予想では、「浩吉鉄路」の稼動は、華中地区の石炭使用企業のコストの引き下げやさらには工業企業の電力コストの引き下げを促し、地区の産業競争力の向上にとって大きな助けになる。
(中国能源網 9月25日)