中国国家発展改革委員会(NDRC)は2015年に公布した「中央価格決定リスト」の全面的な整理・改訂を進めた上で、「中央価格決定リスト」改定案意見募集版をまとめ、11月4日、ウェブサイトで発表した。

　その中で、「海上ガス、シェールガス、炭層ガス、SNG（石炭ガス化ガス）、LNG、需要家への直接供給ガス、福建省で使用するガス、ガス貯蔵施設が買い入れるガス、取引プラットフォームで公開取引を行うガス及び2015年以降に稼動した輸入パイプラインガスのシティゲート価格は市場により形成されるものとする。その他の国産陸上パイプラインガスと2014年末までに稼動した輸入パイプラインガスのシティゲート価格は差し当たり現行の価格メカニズムによる管理を適用するが、天然ガスの市場化改革のプロセスを見ながら適時自由化して市場により形成されるものとする」としている。

　なお、改訂後の「中央価格決定リスト」においても、送配電、石油ガスパイプラインタリフ、基礎交通運輸、重要水利事業の給水、重要郵政サービス、重要専門サービス、特殊薬品及び血液の7種については（中央の価格決定を）保留している。具体的な中央価格決定項目は16項目、約30％減少した。

　（中国能源網 11月6日）