財政部は先頃、2020年再生可能エネルギー電力価格付加補助金予算を通達したが、地方電力網企業向けの来年の再エネ補助金予算は合計56.75億元、2019年の補助金予算81億元に比べ3割近く削減された。

　56.75億元の補助金の内訳は、風力発電事業補助金が約29.67億元、太陽光発電が約21.58億元、バイオマス発電が約7,300万元。それとは別に公共再生可能エネルギー独立システムの補助金が約4.77億元。

　国家電網公司及び南方電網公司の補助金は別途通達される。

　2018年末時点で再生可能エネルギー補助金の累計不足額は約2,000億元に上る。これほど巨大な資金不足に直面する状況で、補助金引き下げは大きな流れになっており、中国の風力発電と太陽光発電は価格競争の時代に入る。

　（界面新聞 11月20日）