11月22日、米Petroleum Intelligence Weekly(PIW)は2019年世界石油企業大手50社総合ランキングを発表した。中国石油天然ガス集団(CNPC)は第3位になり、19年連続で世界石油企業上位10社入りを果たした。第1位はサウジアラムコ。中国石油化工集団(SINOPEC)は第19位、中国海洋石油は第31位で、いずれも1ランク上げた。

　PIWの石油企業ランキングは、石油・天然ガス埋蔵量、石油・天然ガス生産量、原油精製能力、石油製品販売量の4つの側面から世界の大手石油企業を総合的に考察したものであり、33年続けて発表されている。CNPCは項目別ランキングで、石油及び天然ガス埋蔵量いずれも第8位、原油生産量第5位、天然ガス生産量第3位、製油能力第2位、石油製品販売量第11位になった。

　2018年と2019年のランキングを比べると、上位4社の序列は変わりなく、サウジアラムコ、イラン国営石油公社(NIOC)、CNPC、エクソンモービルの順。BPは第5位、シェルは第7位、トタルは第9位で、それぞれ1ランク上げた。一方、ベネズエラ国営石油公社(PDVSA)は第6位、ロスネフチは同点第7位でそれぞれ1ランク下がった。ガスプロムは同点第9位。

　2018年と比較すると、50強入りした米国のシェールオイルガス企業は8社だったのが今回は7社に減った。今年初頭以来、石油ガス価格の低迷、パイプライン網等のインフラのボトルネックや投資減少といった要因により、米国のシェールオイルガス生産量の伸びは鈍化している。EIAの予想によると、米国のシェールオイルガス生産量の伸びは2019年がピークであり、今後は年々減速する。

　（中国石油新聞中心）