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【新エネルギー】

中国の電気自動車は2020年には「心配のない都市間移動」を実現 (18/01/16)
2018/1/16
中国【新エネルギー】

 国家電網公司は2020年までに電気自動車用公共充電パイル12万本を建設する計画である。北京・天津・河北・山東及び長江デルタ地域の全ての都市とその他の地区の主要都市をカバーする公共充電ネットワークを完成する。また、完成済みの世界最大のスマートIoVプラットフォームをベースに、充電パイル300万本を連系し、電気自動車の「スムーズで障害のない都市内移動と心配のない都市間移動」を基本的に実現する。

 国網電動汽車公司の江冰董事長(会長)の説明によると、スマートIoVプラットフォームはすでに、南方電網、、特来電、普天、万幇星星充電、科陸など19社の充電パイル運営業者との相互連系を実現している。連系する充電パイルは17万本、登録ユーザーは80万件を超える。充電パイルを小区(コミュニティ)に設置することには困難を伴うが、国家電網はこうした問題を打開するため、2017年に北京、上海など18都市の旧小区の駐車スポット1万ヵ所を改造した。

 「充電パイルは新エネルギーと電気自動車の2つの1兆元クラスのマーケットを結ぶ接点になる」と江冰董事長は述べた。

 江冰董事長は「将来的に国内の全ての自動車の車載電池を連系することになれば、巨大なスポンジのように電力グリッド全体の余剰の電力を吸収する」と述べ、スマートIoVプラットフォームを通して電気自動車の蓄エネルギーとしての価値を掘り起こし、電気自動車が最適な時間、最適な地点で電力の最適な充電と放出を行えるようにすると表明した。

 (新華網 1月16日)